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2016
07.27

毎日曇りと霧ばかり

7月は12日に晴れて以来、2回しか太陽を見ていません。それも一日のうち2~3時間くらいでした。十勝といえば晴れ!だと思っていたのですが・・・。気温も上がらず、毎日霧がたちこめています。こちらに来て以来、またまた想定外の気候に驚いています。
林の中ではオオウメガサソウがほぼ満開を迎えました。

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花がぜんぶ開くと、ほんとうに傘のようです。

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農道に出てみました。私の散歩道だった農道は、大型の農業機械が通行するようになり、広く頻繁に草刈り蛾行われるようになって、植物がとても少なくなってしまいました。
それでも去年見た花を見つけるとほっとします。霧のなかなので、みんな水玉のアクセサリーをつけています。アキカラマツは春のカラマツソウに比べると地味な花ですが、蕾のうちでもアクセサリーで装えばこのとおり。

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今はクサフジがあちこちで咲き誇っています。ありふれた花ですが、よく見るとトリカブトにも似て、なかなか美しいと思いました。
トリカブトはさすがにまだ咲いていませんが、今年は夏の花は咲くのが遅く、秋の花は咲くのが早くなっている気がします。農道では、もうハギやツリガネニンジン、オミナエシも咲いていました。

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キツリフネがようやく咲き始めました。

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嬉しかったのは、去年1輪だけだったトモエソウが増えていたこと。ここは草刈りが届かない場所なので、これから増えてくれることを願っています。

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刈り込まれても強いのが、シソ科のナミキソウ。こちらはびっくりするほど増えていました。

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アカゲラ林では事件がありました。
アカゲラが小型の猛禽に食べられてしまったのです。残された羽を見ると、幼鳥とわかりました。このときもヒヨドリが叫ぶように鳴いていました。
アカゲラ林では、それ以来、シメもアカハラもコサメビタキもいなくなってしまいました・・・。去年の秋くらいから猛禽の食事の跡を何度か見てはいたのですが、アカゲラの現場を見たときは正直ショックでした。肝心の猛禽の姿は相方が一度見たというので、図鑑と照らし合わせてみてもいまひとつ、はっきりしませんでした。去年はオオタカを見ましたが・・・。
今は林の端にモズがいるだけです。モズも猛禽だから、恐くないのかな。

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おかあさんでしょうか。しかもまだひなを育てている様子。
雑草を取ろうとして近づくと、すごく警戒されます。

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隣のカラマツ林には、アカゲラやカワラヒワ、シメらしい鳥たちがいたので、こちらに逃れて来たのかもしれません。でも、ここにも猛禽がキジバトを食べた跡が残っていました。今年は小鳥たちにとっても厳しい夏になりそうです。

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コメント
おはようございます。
こちらでも梅雨が明けたと言っても、その後雨がよく降ってカラッとした天気になりません。梅干しを干すタイミングが合わずちょっと困っています。(^^;
オオウメガサソウを初めて見ました。傘をさしているような姿が可愛らしいですね。
キツリフネも咲いているのですね。どのお花も雨粒が宝石のように光ってきれいです。
アカゲラが犠牲になったとのこと、可愛そうでしたね。自然の摂理と言っても、実際目にするとつらいですよね。
私もモズが小鳥を襲ったのを見たことがありました。みんな子育てや生きるのに一生懸命なのですね。
暑い夏は、林の中が賑わいそうですね~♪
kogamodot 2016.07.28 09:29 | 編集
kogamoさん
おはようございます~、梅干し!そうでした、私忘れるところでした^^;漬けた後、地下室で眠ったままになってます。ありがとうございました。晴れる日のために、メモを貼っておかなくちゃ。
そちらもぱっとしないお天気なんですね。見られなくなると、太陽のありがたさがわかりますね。こちらの農家のかたは、「太陽さん」と敬称をつけてよんでいるのですが、北国ではどれほど太陽がありがたいかよく分かった気がします。
はい、夏の花と秋の花が一緒に咲き始めました。この時は望遠レンズしか持っていなかったので、花の接写のよいのが撮れておらず、水玉でごまかしました^^;林の中は、農道よりも少し遅く咲きます。これからエゾのつくランが咲きますよ^^
自然の摂理とはいえ、林にいるアカゲラは私にとって家族のような感覚だったので、悲しかったです。それにしても謎の猛禽はなかなかのハンターで、頻繁に獲物を仕留めているようです。(なぜか仕留めて間もない現場に何度も遭遇しています)このへんに居着いてしまうと困るなぁ^^;
min628dot 2016.07.28 10:03 | 編集
鳥たちの戦いも大変だと思います。
どちらにも肩入れしないで見守っているしかないのでしょうけれど、より小さいほうを応援してしまいますね。
こちらの方でも高速道路を通すのに「オオタカを守る会」みたいなのができて、その結果オオタカが増えすぎてしまいました。
そうしたら、入間川の橋げたの下を住処にしていた何十羽というドバトは食べられたのかいなくなってしまいました。
アカゲラが居なくなったのは悲しいですね。
帰ってくるといいのですけれど・・・
アキカラマツの咲くのはまだこれからです。多分こちらでは9月の終わりくらいかしら。
オオウメガサソウの葉っぱからの観察、楽しかったです。
沢山咲いてよかったですね。
sage55dot 2016.07.28 16:12 | 編集
sage55さん
オオウメガサソウを長く見守ってくださってありがとうございました。これで最終回になります^^来年も咲いてくれるといいのですが。こちらでは夏と初秋の花が一緒に咲くので、アキカラマツは、もう咲きはじめています。
「オオタカを守る会」のこと、考えさせられますね。この林も、鬱蒼としていた頃は、鳥や鹿の隠れ家でした。木を間引き、下草を刈った結果、猛禽が林の中を飛びやすくなり、アカゲラを捕らえたのかもしれないです。植物は陽が差すようになり、笹が減ったので多様になりましたが・・・。なにが最良とはいえませんが、それでも鳥が棲み、花が咲くように、林の環境をよくしたいと思っています。冬には、いつものメンバーが顔を揃えてくれると嬉しいのですが・・・。
min628dot 2016.07.28 16:53 | 編集
minさん、拍手コメありがとうです(^^)ノ

私の記事の書き方がまずくてすみません(汗
私たちは2年ぶりだったのですが、航空ショーは毎年行われているのです(^^)
でも天候が悪くて中止や途中で終わることもあるので、今回はラッキーだったと思います。
minさんのご主人とminさんも次回はぜひ!です。(千歳は来月ありますよ~)

十勝も夏らしい季節を迎えていないのですね。
札幌もまだ、暑くてたまらん!までは行かないです。
昨日からずっと雨降りだし(´д`)
気温は過ごしやすいですが、もうすぐ8月になるのにヘンな感じです。

猛禽が来ると鳥の気配がなくなりますね。
うちの近くの公園でも春先に白い羽が散っているところをみました。
ハシブトガラのような羽で、いつもそこはカラたちが集まっていたのに、それからずっとシンとしたまま・・・
自然の掟とわかっているものの、その光景はやっぱりショックで、しばらくその場所を見られませんでした・・・
Simcodot 2016.07.28 20:16 | 編集
simcoさん
わざわざお知らせに来てくださってありがとうございます~^^;いや、ニュースで2年ぶりと言っていた気がしたのですよ。別のニュースだったのかな??
十勝はとにかく晴れません。「やませ」という現象らしいのですが、「冷害」というのはこれがもっとひどい状態をいうのかなぁ、と、北国の厳しさをかいま見た気がしました。夏中いると思っていた農道のノビタキも姿を消してしまい、とても寂しいです。
現場を見たら、どんな鳥でもショックですよね。雨の合間に林の中を歩いていますが、今のところ、あれから林の中で猛禽の気配はありません。ヒヨドリだけは、2羽の幼鳥とまだ林にいるので、シンとしてはいませんが^^;ときどき叫ぶように鳴くので、そういうときは猛禽が来ているのかもしれません。
min628dot 2016.07.29 08:18 | 編集
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