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2013
10.03

アオジはいたけれど

Category: 出逢った野鳥
秋が深まってきました。
先日、近くの畑でデントコーン(飼料用とうもろこし)の収穫が行われました。実も茎もいっしょに刈り取るそばからもう粉砕、いっぱいになると隣のトラックに積み替えます。とても効率的。午前中で終わってしまいました。

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畑がなくなってしまったので、ノビタキはどうしているかと行ってみましたが、畑がなくなっても、まだ道の脇にある草むらにいる気配がします。繁殖期はあんな姿を見せてくれたのに、今は草の中に入り込んで出てきません。木々の間からやっとのことで見た鳥は・・・ノビタキではありませんでした。

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どうやらアオジのようですね。ここにはノビタキのこえもしているのに、なかなか姿を現しません。まだ渡ってはいないと思うのですが・・・。あれほど頻繁に姿をみせていた小鳥たちが、今はこんなに息をひそめて暮らしている・・・。

春から夏にかけて、彼らは子供たちのために食べ物を集めるのに必死でした。どんなに与えても、ひなたちの成長には足りないので、じっとしている時間などなかった。そしていま、食べ物がだんだん少なくなり、寒さもましていく。周囲は刈り取られて拓けてしまい、天敵にもみつかりやすい。トビだって、おなかをすかせているのですから。それでもわずか数グラムの羽毛をまとっただけの冬支度で、ここではないどこかで、初めて冬を迎えなければならない・・・。
草むらの中でじっとしている彼らを待ちながら、ふとそんなことを思いました。

林では、群れの中にはじめてシジュウカラの姿を見ました。

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でも、林の主役はコガラたちです。彼らだけはいまもはちきれそうなこえをあげながら、飛び回っています。

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そのコガラも、ツミに追われるのを見ました。ツミは林の中でも巧みに木をかわして、ものすごいスピードでコガラを追い回していました。
今夜から冷え込むようです。ノビタキはもう行ってしまうでしょうか。


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