2017
10.07

遠い日のこと

この頃は、晴れても気温が低くなって、外で仕事する時は動いていないと寒いです。利尻富士、旭岳、羊蹄山などから次々と初冠雪の便りが聞かれ、紅葉が進んでいます。雪虫もちらほら。夏鳥たちは姿を消し、いよいよ寂しくなっていく秋です。

でもこれはまだ夏の香りが残っていた日のこと・・・。
長女と訪ねた野付半島です。トラクターバスを使わずに先端まで歩いてみると、そこには世界の果てと言われる景色が広がっていました。原生林に、地盤沈下によって海水が入り込み、枯死した姿・・・。

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トドワラというのは、トドマツ、カシワ、エゾマツなどがあった場所のことで、いずれなくなってしまうと言われている風景です。

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そこに遊ぶトウネンたちは、そのことを知りません。

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トドワラの手前にあるナラワラ。
ミズナラや、ダケカンバが多く、同じく枯死した姿をしています。

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奥につながる原生林は、「オンニクル」「ポンニクル」と呼ばれています。それぞれアイヌの人たちの言葉で「大きい林、年老いた林」「小さい林、若い林」という意味だそうです。古代の人々の生活を示す遺跡も出ています。
ここには動物が来なかった・・・。

所変わって、こちらは春国岱。オジロワシもいたのですけど・・・

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この時期一番たくさんいるのは

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アオサギでした。

いぇ〜い!
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そして、「隣の店が飼ってる」と言われるほど、いつも必ずここにいるタンチョウ(笑)春国岱をバックに。旅のはじめは、見ると喜んでいた長女も、ここまでくると「またか」というほどタンチョウをたくさん見ました。

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その長女が一番喜んだのは、春国岱で群れなしていたエゾシカ親子のすぐそばまで近寄れたことでした。(私が近づいて逃げるといけないので、私は撮ってないんだけど、長女のカメラにはたくさん収まっているはず。)

今月も20日ごろまで農家で仕事する予定です。笹刈りもしなければならないのですが、農家の仕事が終わってから。毎年雪がきて中断しないかと心配しながらやっています。今年も早く降らないようにようにと祈るだけです・・・( ̄人 ̄)


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2017
08.16

再び、神様たちの暑い庭へ 黒岳編その2

黒岳の頂上で見た鳥は、ここでもノゴマだけでした。すれ違った人に聞かれたので、ノゴマの位置を教えてあげたら、初めて見たと言って喜ばれました。でもカメラを見て、「えっ?こんな重たいのを背負って登ってきたの?!」と驚かれました。普通の登山では背負いませんよね・・・はい、重かったです・・・。゚(゚´Д`゚)゚。(←汗)

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イワヒバリらしい声が聞こえたり、ホシガラスが飛ぶのを見ましたが、ずいぶん遠くでした。頂上でおむすびを食べている時、アマツバメが頭上を飛んでいました・・・。
ええ、もちろんギンザンマシコなんて、これっぽっちもいませんでしたよ(・Д・)ノ(←再び)
「もう少し寒くなってからおいで」と、宿のご主人に言われてしまいました。
・・・ですよね〜(´д⊂)

頂上や登山道は狭いので一面のお花畑はないけれど、それでもここは神様たちが遊ぶお庭へ続く道。多くの花に出会いました。頂上で見たイワギキョウとエゾイワツメクサ。

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同じくコケモモと。

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石室までのれき地で、イワブクロとエゾツツジ。咲いていたのは立ち入れない場所だったので、ここでも望遠レンズが活躍しました。

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下山途中。登山道のハイオトギリとチシマフウロ。

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同じくウメバチソウと。

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ミヤマアカバナと。

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ナガバキタアザミ。アザミはたくさん見ましたが、これは高山性のアザミらしい。

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タカネトウウチソウ。

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日陰でこっそり咲いていたエゾノレイジンソウ。トリカブトの仲間。

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ヨツバシオガマもたくさんありましたが、もう終わりかけでした。

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行きは花を撮る余裕がなかったけど、帰りは花たちに名残を惜しみながら、下山しました。
リフトを降りたら太ももがつりましたよ〜(*´ω`)
相方は汗もあまりかかないし(そのように歩いてると言ってた。そんなことができるの?!)飄々と登って、降りていたように見えたのですが、後で聞いたら「久しぶりなので相当きつかった」と言っていました。

私は、次回はぜひ石室まで行って、エゾコザクラのお花畑を見たい・・・とは(あの岩場の急登を思うと)筋肉痛の3日間の間は思えませんでしたが、今はもっと鍛えて、ぜひリベンジしたいと思います。それまで近くで訓練しないと。娘に文鳥を預かってもらっているうちに、次はどこの山へ行こうかなぁ。(←懲りてない)



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2017
08.15

再び、神様たちの暑い庭へ 黒岳編

道北から十勝の帰り道に、層雲峡に寄り道しました。ここから再度、今度は大雪山の黒岳に登ることにしました。7月末のことです。

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今度こそ、高山の鳥に会えるといいなぁ・・などと思っていたら、なんとこの日も「一年に一度、あるか無いかの好天、こんな日は珍しい」と、登山道整備のボランティアさん。悪天候の心配がないのは嬉しいけれど、気温は山頂でも20度。今回も望み薄です・・・
( ノД`)運がいいのか悪いのか(←再び)

ロープウェー、リフトを乗り継いで7合目から、登山開始。いきなり岩場の急登です。相方は私に合わせてゆっくりと登ってくれましたが、それでも追いつかず・・・orz 
雲海が。雲海テラスより高いんだぞ!と自分を鼓舞する。

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登山道の山側にはチシマキンバイの群生。
景色や花たちに励まされつつ、ひたすら足を運びます。

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汗をかき、弾む息をなだめながら8合目までたどり着くと、そこで休んでいた方がふとおっしゃった。「この急登、頂上までずっと続くよ」え〜!!(゚△゚;ノ)ノ 子供でも登れる、初心者向きの山、って書いてあったたけど?!でもよく考えたら、私なんかより子供の方がうんと元気だった。「登山初めてなの?黒岳が初めてとは、ちょっときつかったねぇ」相方も「北アルプスでもこれより楽な登山道がある」って驚いてました。普段ゴロゴロ本ばかり読んでる人は要注意です(私だけか)
9合目近くの登山道で(息も絶え絶えに)見たイワギキョウの、なんと美しく映ったことか。

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頂上が近くなるにつれ、ハクサンチドリや、固有種のダイセツトリカブト、エゾクワガタが現れました。

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ついに頂上!

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大雪連山が見渡せた瞬間、来てよかった!と思えました。
ここからさらに石室方向へ歩いていると、チシマツガザクラやイワブクロ、コケモモ、コマクサなどを見ることができました。さらに行くと花畑が広がっているはずでしたが・・・。
「コースタイムが押してしまった。帰りのことを考えると、もう下山したほうがいい」と相方の指令(´;ω;`)
頂上に戻り、絶景を見ながら宿で作ってもらったおむすびをいただいて、すぐに下山開始。
長くなったので、しょうもないけど続きます。次回は下山編。ようやく花を撮る余裕がでてきました。


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2017
08.09

北方で出会った生き物たち その2

北方の地で会いたかったものは、他にもいました。

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トナカイです。偶蹄目シカ科。シカとウシを足して割ったような雰囲気を感じました。
オスもメスも立派な角があります。

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こちらに向かってくる姿は、迫力があります。

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北方民族の文化に惹かれ、以前から関心がありました。ここでトナカイが見られるとわかって、ぜひ会いたくて寄り道。日本でも飼育している動物園はあるのですが、ここでは一年中見ることができます。北極圏の生き物ですから、日本でトナカイを飼うなら、このくらい緯度が高くないと無理でしょうね^^;

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トナカイの蹄は、毛が生えていてよく広がり、雪の上や、夏に湿地帯を歩く時も沈みにくくなっています。トナカイという呼び名はアイヌ語からきているようですが、ユーラシア大陸北西部でも似た呼び方をする民族がいます。アメリカ大陸ではカリブーと呼ばれています。

帰り際見たのは・・・

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オジロワシ。ここでは留鳥だそうです。牧草ロールに乗っかってる光景も普通?らしい。
カキカキ・・・ずいぶんリラックスしていました。

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隣の畑で作業していた人が、カメラで撮影しようと近寄ってきたら、あっというまに飛ばれてしまいました。ちょうど相方に見せるためカメラを渡していたところだった・・・orz
牧草ロールといえば、ここで見る牧草地の広さが途方もなかった!

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十勝でも広いと思っていましたが、ここはさらに桁違いのスケールで、しばしその光景に見とれてしまいました。


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2017
08.07

北方で出会った生き物たち その1

日本海を見ながら北へ北へと走りました。その終点近く。
夕方になってようやく雨が上がりました。

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会いたかった鳥がいました・・・

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いやこれはホオアカでした。綺麗な声で囀っています。
こちらはオオジュリンのメスかな?

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・・・いました!哀愁漂う美しい声が、細く響いてきます。

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遠いのなんの。顔は判別不能。でもじっくりと声を聞けただけでもよかった。

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「ここで毎週7年間、観察していた」という方が話しかけてきました。その方によれば「ここのシマアオジはふた番いしか確認できていない」のだそうです。驚きました。そんなに少なくなっているなんて・・・。営巣場所を決める時期に花がハイシーズンのここには「大砲」がずらっと並ぶため、警戒してだんだん遠くに巣を作るようになったそうです。
この日は花も終わっていたので、訪れる人もわずかで、静かでした。じっと座っていると、シマアオジが何度かこちらに向かって飛びましたが、近くに止まってくれることはありませんでした。

原生花園一面に咲くエゾカンゾウはもうとっくに終わっていましたが、ノハナショウブやタチギボウシがところどころに咲いていました。

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サワギキョウもたくさんありましたが、まだ蕾でした。今年は6月に気温が低かったせいで、エゾカンゾウも花が少なかったそうです。


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